地元で保育士をしていた知り合い(男性)が、この春から小学校の講師として、仙台に引っ越していった。

 

いつも人形劇サークルでお世話になっていた人で、当然といえば当然だけど、子供との関わりも上手。

児童館の行事でよく司会を務めたり、周りの人からもいっぱい頼りにされていた。

 

 

その人、てっきり私より年上かタメだろうと思っていたら、一つ下だと聞いてびっくりしたことがある。

 

田舎から都会に出て、今は新しい環境で頑張っているんだろうか。

大変だろうけど、元気にしてるといいな。

 

 

同じように、相手の年齢に驚くことが、最近美容室でもあった。

 

そのお店に初めて行った時、私を担当してくださった男性美容師さん。

名刺ももらったので、顔も名前もすっかり覚えてしまった。

 

先月カットしてもらった時、彼は別のお客さんを担当していた。

その時、ふと耳に入ってきた会話。

 

「僕ですか?今年29ですよ、今28です」

 

 

・・えっ、年下?

 

見た感じ、絶対私より上だろうと思って接してたのに・・

この人も一つ下なの!?
(別に老けてるとかそんな意味ではなく)



 

なんでだろう。

最近こんなふうに、他人の年齢をやたら気にすることが増えたように思う。

 

 

それは、自分がもうじき30になるということもあるかもしれない。

年上でも年下でもタメでも、年齢を聞くと変に焦りを感じるようになった。

 

この歳になってくると、自分より年下の芸能人もよく見かける。

先程のように、年上だと思っていた人がそうじゃなかった、なんてこともしょっちゅうあったりして。

 

 

好きなYouTuberの人が言ってたけど、特に女性は20代後半、自分の今後について悩むことが増えるのだそう。

結婚するのか、家庭を持つのか、仕事をどうするのか・・とか。

 

ただ歳を重ねるだけなのだから、あまり深い意味はないのかもしれない。

けれど30歳ってやっぱり、何か大きな節目のように感じてしまう。

 

小学校の周りを囲む6月の新緑

実際、私の周りにいる同世代の人は、みんなそれぞれいろんなことを頑張っている。

 

この春から地元でダンス教室をオープンさせた、かつての演劇仲間。

家庭を持って、今は子供が自分の母校に通っている後輩。

 

 

さらに最近、うちの弟が結婚することになった。

今年の秋には子供も生まれる予定で、私は30歳になるのとほぼ同じタイミングで、オバさんということになる。

 

しかも、もう家まで買ってしまったそう。

夫婦ともクルマやバイクが好きで、いろいろメンテナンスの場所が必要になるのと、ペットのネコもいるからという理由で。
(ネコは絶対飼わないと子供の頃言ってたのに)

 

 

まあその意味で言ったら、私も人形劇や舞台の音楽を作ったり、動画編集をしたり、いろいろ頑張ってるのかもしれないけど・・

でもそんな彼らを見て、私はどうも焦ってしまうことが増えた。

 

仕事も出来ずに引きこもって、人間関係を築くことを避けながらフラフラしている自分。

だから、周りがみんなそれぞれの人生を楽しんでいるように見えて、それが最近、私を不安にさせる。



 

いや、他人と比べても仕方ないのは分かってるつもりなのですよ。

別にその人の人生が自分に関係あるわけでもないし、結婚とかキャリアの価値観は人それぞれだからね。

 

でも私の場合、頑張ってる人を見ると、やっぱりちょっと嫉妬しちゃうというか、モヤモヤしてしまう。

自分だけが取り残されてるような気がして。

 

 

こんなこと書くと、「働けばいいじゃん」とか「自立しろよ」って言われそうだなぁ。

まあそうなんだけど、確かにその通りなんだけど・・(汗)

 

今はまだ、その勇気が出ないんです。

ごめんなさいね、本当に憶病な人間で(-_-;)

 

シロバナスイセンの花

ただ、それでいちいち傷つかないようになりたいな、とは思う。

 

 

繰り返しになるけど、他人の人生と比べてもしょうがないことは分かってる。

 

それでも、どうしても比較せずにはいられないというか、そうすることでしか自分の価値を認められない時(?)っていうのもあるじゃないですか。

上手く言えないけど。

 

 

だから、焦った時はその気持ちをまず認めてあげたい。

 

「そうだよね、○○さんすごいよね」

「自分ってちっぽけに思えるよね」って。

 

その後で、今の自分はどうしたいのかを見つめ直す。

本当の気持ちに気付くことが出来たら、周りと比べて傷ついたりしても、割と早く立ち直れるんじゃないのかな。

 

 

ちなみに、今の私は結婚願望もないし、特別やりたいこともない。

だから、毎日美味しいご飯を作って食べて、時々運動したり趣味の時間を作れれば、それで十分な気がする。

 

アラサー通り越して、おばあちゃんかと思われそうだけど。

焦ってもいいから、それでも周りに流されることなく、自分に正直に歩んでいきたい。

 

お芋のクッキー

そんなことを思いながら、冒頭の元保育士さんが最後にくれたクッキーをいただいたのでした。

 

残り少ない20代。

毎日大切に過ごして、ポジティブな気持ちでLv.30迎えられるようにしたいな(´-`).。oO