安音です♪

 

最近、図書館で借りて読んだ本がこちら。

松場登美『毎日を楽しむ捨てない暮らし』

『毎日を楽しむ 捨てない暮らし』

サブタイトルは『あるものを生かしきる』となってます。

 

 

著者の松場登美さんは1949年生まれ。

「群言堂」という衣料ブランドの商品開発・販売を手掛けているデザイナーさんです。

 

表紙に写ってるのは松場さんのご自宅なんですが、これは古い武家屋敷を修復して造ったんだそう。

夜はこのおうちを「他郷阿部家」という宿泊施設として貸し出し、お客さんをもてなす活動もしておられます。



 

近年、ものを持たない暮らしが注目されてますよね。

 

私も、どちらかといえばミニマリスト的な考え方に近いです。

本当に必要なもの以外は周りに置かないようにしてるし、自分に合わないと感じたらすぐ手放すタイプ。

 

ただこの本では、「なんでもかんでも簡単に捨ててしまうのは、ちょっと違うんじゃない?」ということが書かれてます。

 

 

松場さんは、ものが古くなったからといって、すぐに処分ことはしないそう。

 

現在お住まいのご自宅もそうですが、壊れたものは自分で直したり、「次はどんなことに使おうかな?」と考える。

ものを最後まで生かしきる暮らしをしておられるんです。

 

古い廃材からテーブルを作ったり、ストローからネックレスを作ったり・・

本書の中には、チラシを使った鍋敷きの作り方も載ってました。

 

 

振り返ってみると、私も「これはもういらない」と思ったものって、すぐゴミにしてしまうことが多かったんですよね。

サイズが合わなくて一度しか着なかった服も、子供の頃遊んだオモチャも、全部ゴミ袋に入れて処分してしまって。

 

今考えると、まだまだ使えるものもいっぱいあったのに、すごくもったいないことしたなぁと思います。

 

 

どんなものも、誰かの手で丹精込めて作られてる。

それを、寿命が来る前にポンポン捨ててしまうのは、人や生き物の命を軽んじてることと同じなんじゃないか。

 

日本には八百万の神様がいるというけれど、ものにもちゃんと魂があって、最後まで大事に使ってくれることを望んでるんじゃないか。

そんなふうに思っちゃいました。

 

 

確かに、ものは少ないに越したことはない。

そのほうが身軽だし、私も部屋はスッキリしているほうがストレスも溜まりません。

 

ただ、シンプルライフを目指して一気にものを捨てる前に、「今持っているものを何かに使えないか」ということも考えるようにしたいですね。

 

 

着ない服があったら、ちょっと頑張って違う雑貨にリメイクしてみるとか。

失敗したコピー用紙があれば、メモ帳やノートにしてみるとか。

 

自分で使い道が分からなければ、譲ったり寄付したりするのもいいと思います。

 

 

古いものも出来る限り直して使っていくと、ものを大切にする気持ちも芽生えてくる。

自分が大切にしたいものに囲まれると、生活も楽しくなっていく。

 

松場さんご自身も、普段からもの作りをされてるだけに、暮らしに対する感性がとにかく素晴らしいです。

 

やっぱり歳を重ねた人の「生きる知恵」ってめちゃくちゃ勉強になりますね。

本に載っていたチラシの鍋敷き、私も作ってみたい^^

あるものを生かしきる 毎日を楽しむ捨てない暮らし
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安音でした、チャオ♪