安音です♪

 

1月も後半戦に入っていきますね。

年が明けてから大変なことばかり続いてますが、皆さん変わりはないですか?

 

 

私も本当は散歩したり、新しい服を見に行ったりしたいんですが、最近は極力引きこもってます。

寒いし、やっぱり外出するのがちょっと心配で。

 

他の家族に迷惑かけるわけにもいかないので、自分の管理は自分でしっかりしなきゃな、と思ってるところです。

 

 

昨日もPC作業を片付けた後は、一人でのんびりリフレッシュの時間をとってました。

先日お昼にきな粉餅を食べたんですが、↑その時余ったきな粉を使ってクッキーを焼いたり。

 

サクサク美味しいのが出来ましたよ~♬

米粉×きな粉×オリーブオイルというヘルシー食材で作ったので、いくら食べても問題ないはず。多分。

 

 

それを食べながら、午後は夕方までずっと読書。

重松清『季節風・冬 サンタ・エクスプレス』

↑読んだのは重松清さんの小説『サンタ・エクスプレス』です。

先週図書館で借りてきました。

 

季節にまつわるお話が12作収められた短編集『季節風』シリーズの冬編。

夏・秋と続けて読んできて、私にとってはこれが3作目になります。

 

短いお話ばかりだし、先が読めないとか、展開がハラハラするというようなことはありません。

でも、冷え切った心をあったかく包み込むような優しい作品が詰まってました。



 

個人的に印象に残ったのが、10作目「じゅんちゃんの北斗七星」です。

 

幼い頃、同じ団地のお隣さんだった主人公とじゅんちゃん。

物心ついた時からいつも一緒だったけれど、じゅんちゃんはいわゆる「周りの子供とはちょっと違う男の子」でした。

 

みんなと同じことが出来ない。じっとしていることが出来ない。

でも、自分が好きな星の名前はたくさん覚えている。

 

そんなじゅんちゃんにとって、ただ一人の大事な友達であり続けた主人公。

ところが小学校に上がり、大きくなっていくに連れ、二人の関係はギクシャクし始めて・・というお話です。

 

 

私も小学生時代に似たようなことがあって、分かるなぁと思いながら読んでました。

 

よく言われることだけど、人っていろんな価値観を認めたがらないですよね。

世の中的にちょっと外れてることを言ったり、周りと違う行動をとるとおかしな目で見られる。

 

そうやって、生きづらくなる人がどんどん増えていくのかなと思います。

「こんなふうに考える人もいるんだ」といろんな見方が出来るようになれば、もっと優しい世界になりそうなんだけどなぁ。

 

 

5作目「ネコはこたつで」もお気に入り。

父親を亡くし、老いた母を田舎に一人残したまま、東京で働く男性を主人公にした物語です。

 

私も今は実家で両親と暮らしてるんですが、もし二人がいなくなってしまったら・・と考えるとすごく不安になります。

いずれはちゃんと自立しなきゃいけない、と分かってはいるけど、やっぱり自分にはまだ両親が必要みたいです。

 

雪が降り積もる朝の景色

実は最近、周りでご不幸が相次いでます。

 

先日も近所のお婆さんが亡くなって、長年親しかったうちの祖母はちょっと気落ちしてました。

よく電話がかかってきたり、お茶を飲んだりしてた仲だったので。

 

 

どんな人も、ずーっと自分の傍にいてくれるわけじゃない。

 

当たり前のことだけど、普段はつい忘れちゃってますよね。

鬱陶しく感じたりもするし、イライラすることもある。

 

でもそういう人に限って、いなくなってから初めてその存在の大きさに気付くんだろうな。

 

 

だからこそ、一緒にいられる時間を大事にしなきゃいけないと改めて感じました。

いつ終わりの瞬間が訪れても後悔しないように。

 

コロナでこんなことになって、世の中の価値観も少しずつ変わってきてると思います。

相変わらずひっ迫した状況ではあるけれど、学べたこと・気付けたことを活かしながら、日々を大切に過ごしましょう。私もあなたも。

 

 

・・ということで、ササっとまとめるつもりが熱い話になってしまった(^_^;)

まだまだ寒い日が続きますが、身体もメンタルもしっかり気遣って、元気に冬を乗り切りましょうね。

サンタ・エクスプレス 季節風 冬
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安音でした、チャオ♪