安音です♪
先々週の14日。
奇しくも私の誕生日だったんですが、『岸辺露伴は動かない』のドラマ化が発表されましたね。
荒木飛呂彦先生が描く短編で、『ジョジョの奇妙な冒険』第4部のスピンオフ作品。
脚本が『ジョジョ』のアニメも手掛けた小林靖子さん。
さらに主役(原作では“語り部”)の露伴先生を演じるのが高橋一生さんということで、秘かに期待してる方もいるんじゃないでしょうか。
しかもNHKよ。
それなりにお金と手間かけて作ってくるはず。
・・なんですが、私は正直観るかどうするかちょっと迷ってます。
上手く言えないけど、なんか勇気がなくて( ̄▽ ̄;)
以前公開された4部の映画も観てません。
(中の人的な意味でももうアレなのかな・・?←超小声)
やっぱりこう、お気に入りのマンガが実写化!ってなるとソワソワしちゃうんですよね(苦笑)
「D.N.A」とかすごく好きな作品だし、気にはなってるけど、もう少し考えてから決めようと思ってます^^;
とはいえ、年末を荒木作品と一緒に過ごせるのは楽しそう。
さて、ここからが本題なんですが、先日『ジョジョリオン』24巻が発売になりました。
↑カバーは杜王町の地図に、これまでのストーリーで登場した様々なモチーフが散りばめられたデザイン。
個人的に、康穂ちゃんの表情がなんか色っぽくて好きです。
高々と拳を掲げる定助の背後には、この巻で実はとんでもない野郎だったことが判明する透龍くん。
全体的にポップだけど、どこか不穏な空気も漂ってる感じがしますね。
タイトルのピンク×ブルーも荒木先生らしくていい♪
作者コメント
今年2020年に生まれた赤ちゃんは、西暦2100年の時にちょうど80歳になるという話。
そっか~、普通に22世紀を生きる人達がこの先出て来るのか・・
もっともっと先の話かと思ってたけど、あと80年ちょっとなんだなぁ。
ドラえもんが2112年誕生だから、あの世界を見れる人達がいる。
そう考えるとなんか不思議な気がします。
そして、その頃の世界はどんな状況になってるのか。
「新ロカカカ」や岩人間みたいなのが当たり前に存在してたりするのか?
今の世の中からすると、私も怖い世界を想像しちゃうけど、少しでも希望を感じられる時代になってるといいですね。
各話感想(未読の方はネタバレ注意)
#095 ザ・ワンダー・オブ・ユー(君の奇跡の愛)その⑫
前回、TG大学病院の院長・明負悟のスタンド攻撃により、所在が明らかとなった「新ロカカカ」。
この果実さえあれば、これまでのように家族の誰かを犠牲にすることなく、つるぎちゃんの病気を治せる。
東方家の繁栄にも繋がる。
常敏のそんな目論みが、憲助さんをはじめ、ついに東方家全員に知られることに・・
確かにまあ、彼の必死さもすごく分かるんです。
一人の命を救うたびに、誰かの命を差し出さなきゃいけないわけだから。
「宿命」として受け容れるには、あまりにも荷が重すぎる。
やっぱり大事な家族なんだから、みんな無事であって欲しいですよね。
ただ常敏の場合は、自分の邪魔をする人間の命を奪ってきたわけです。
桜二郎もマコリンも殺しちゃったし。
東方家の「呪い」が解けるなら、定助や康穂ちゃんも含め、妨害するヤツらを排除しても構わない、という考え方。
でもなぁ・・
いくら家族のためとはいえ、それは決して「正しい道」とは言えないでしょ常敏。
「毎日が夏休み」どころか、幸せからどんどん遠ざかってるよ・・
全てを知られた彼は、涙ながらに「スピード・キング」で憲助さんを加熱し、ダウンさせてしまうのでした。
後々のセリフから察すると、まだ辛うじて生きてるみたいですが、どうなっていくのやら・・
#096 動かないしかない
ここで、物語は久し振りに豆銑さんサイドへ。
院長の攻撃によって無実の罪を着せられ、留置場に収監されていた豆銑さん。
ところが、相部屋の男を上手く利用して脱出に成功!
再び定助のいるTG大学病院に向かいます。
彼は自分達に見えている黒スーツ姿の院長が、本体ではなくスタンドであることを察してました。
院長に近づこうとすると、何らかの「厄災」が襲ってくる。
自分のそれまでの行動が、院長のスタンドエネルギーとなって降りかかってくる。
そんな「因果応報」の能力。
本当に強敵だなぁと思うのと同時に、震災や今のコロナ禍とも重ね合わせて、ちょっと深くも感じちゃいましたね。
人間がどう頑張っても太刀打ち出来ない「禍い」。
それは、先人達が犯してきた罪に対する「罰」なのかもしれないし、乗り越えるべき「試練」として用意されたものなのかもしれない。
どうにもならないことだとしたら、ただ黙って今の状況を耐えるしかないのか。
それとも、何か術を持って立ち向かっていくべきなのか。
なんか、自分達にも同じことが問いかけられてる気がする。
すごいタイムリーだなぁ・・
#097 ザ・ワンダー・オブ・ユー(君の奇跡の愛)その⑭
場面は再び東方邸へ。
刻々と悪化していくつるぎちゃんの病状。
そして、尚も彼らを襲ってくる院長のスタンド。
「近くにいるはずの『本体』を叩く」と徹底抗戦の構えを見せた常敏でしたが、「厄災」のエネルギーを抑えることは出来ず、なんと彼まで攻撃を受けてダウン!
そんな彼らの様子を物陰から眺めていたのは、自称康穂ちゃんの元カノ・透龍くんでした。
愛しの彼女まで大変な目に遭ってるというのに、助けるどころかiPodで呑気にエルヴィス・プレスリーの「The Wonder of You」を聴いてます。
しかも彼、病院で院長を待ち受けている定助の動きを察してるっぽい。
抑揚のない目つきに、掴みどころのない言動。
イマイチ判別出来なかったけど、これでハッキリしました。
敵じゃん、この子(-_-;)
そしてスタンド使い。
・・ということは、透龍くん=院長と考えてしまっていいのか?
あるいは5部のディアボロ&ドッピオみたいに、院長の別人格的な何かなのか、もしくはその逆か?
いずれにせよ、ラスボス級に重要ポジションであることはほぼ間違いなさそう。
これ、康穂ちゃんが知ったら相当ショックだわ(汗)
病院と関わりがある以上、恐らく彼も岩人間のはず。
ひょっとすると、見た目以上に長く生きてる可能性もありますよね。
この謎に関しては、巻末予告を見る限り、25巻で明らかになってくれるものと期待しましょう^^;
うわ~めちゃくちゃ気になる!
#098 ザ・ワンダー・オブ・ユー(君の奇跡の愛)その⑮
常敏によって「ペイズリー・パーク」をコントロール出来なくなり、窮地に陥った康穂ちゃん。
上記の通り、信じていたはずの透龍くんは彼女を助けず、常敏が持っていた「新ロカカカ」の果実を取りに向かおうとします。
密葉さんからも見捨てられ、右腕も失われ、このところまさに厄災続き(汗)
そんな彼女の前にようやく現れた助け舟は、なんと常秀でした!
「新ロカカカ」の鉢植えを持ってることから、恐らく瀕死の常敏の姿も目にしたはず。
それでも彼はお兄さんより、康穂ちゃんを助けることを選んだみたいです。
一連の出来事に動揺しつつも、涙ながらに彼女を安心させる常秀。
なんか、初めて彼にグッと来たかもしれない・・
康穂ちゃんにとっていいか悪いかは別として(苦笑)
彼女も少しときめいたような表情見せてるし。
一方、TG大学病院の実験室では、再び定助と豆銑さんが合流。
彼らを追って院長のスタンドも姿を現し、ついに戦いのスタートです。
今巻のサブタイにもある通り、定助は実験室の椅子から動かずに院長を倒そうとしてます。
椅子から立ち上がったり動いたりしてしまえば、たちまち何らかの「厄災」が襲ってくるはず。
でも、自分には『しゃぼん玉』があるし、豆銑さんや康穂ちゃんという味方もいる。
院長を倒せる方法もきっとある、と。
いや~カッコいい。
ホリーさんに助けられてから傷が治った(左目は見えてないけど)どころか、精神的な図太さまで増し増しになった気がする(笑)
元からこの世に存在していなかった定助。
4巻では「自分の家族はきっとどこにもいない」と、一人涙を滲ませていた場面もありましたね。
でも今は違う。
仲間と自分に託された能力を信じて、目の前の「厄災」に立ち向かおうとしてるわけです。
まだまだ壁は高そうだけど、きっと乗り越えられるはず。
現実のコロナだって、今は事態が収まるのを待つしかないけど、安心して暮らせる時が必ず来る。
そう思いながら、次の25巻を楽しみに待つとしましょう。
さっきも書いたけど、予告が本当に気になるなぁ~(>_<)

安音でした、チャオ♪

