安音です♪

 

今朝、家で購読してる地方紙を開いてみたら、1面に地元のお祭り中止の記事が。

毎年開催される夏祭りなんですが、9年前の震災以来2回目の中止。

 

 

みんなに親しまれてるお囃子や盆踊りも、今年は聴けないのかな・・と思うと寂しいですね。

緊急事態宣言が出ちゃった以上仕方ないけど、まさかここまで深刻化してくるとは・・

 

ほんの数ヶ月前には全然考えてなかったです。

コロナ恐ろしい。

 

 

春には桜が咲いて、夏から秋にかけては楽しいイベントがあって、冬は家族と一緒に楽しく過ごす。

そんなふうに時間が流れるのが当たり前だと思ってたけど、その価値観が大きく変わりつつあるのかな、という感じがしてます。



 

近所の桜も、あと何回見られるか分からない。

今年も綺麗に咲いてくれてるけど、もし何かあったら来年は楽しめないかもしれない。

 

なので、昨日は少しだけ散歩をしながら小学校の桜の木を見てきました。

 

もちろんマスクも装着。

こうしないと外に出られないなんて、本当に大変な世の中ですよ・・

 

小学校の通学路に立ち並ぶ桜の木

先週も同じルートを歩いてきたんですが、通学路側は前回よりもたくさん咲いててトンネルみたいになってました。

 

時折チラチラっと花弁が落ちてきて、それがまた綺麗。

「来てくれてありがとう」と言われてる気がして、なんだかほっこりした気持ちに。

 

道路脇に散っている桜の花弁

小学校の桜の花

いつもだったら、この下をくぐりながら通学する子供達もたくさんいるんでしょうけど、今年はその様子も見られないのかな。

 

寂しいなぁ・・

先生方や保護者さんもきっといろんな思いがあるでしょうね。

 

小学校の校庭に立つ桜の木

そのまま校舎の周りをグルーっと歩き続けると、見えてきました、グラウンドの桜の木が。

私がこの学校に通っていた頃から、いやそれよりもずっと昔から、変わらずに立ってる桜。

 

小学校の桜の木

この日は平日だったので、学校での一時預かりを利用する子供達が外で走り回ってました。

 

毎年こうして花を咲かせながらみんなを見守ってるなんて、よくよく考えたらすごいことだと思うんです。

何十年間もずっと、学校のシンボルとしてここに生き続けてるわけですから。

 

小学校の校庭に立つ桜

昔はこの木の下で遊んでても「綺麗だな」くらいにしか思わなかったのに、今になってそんな感慨深い気持ちになってる自分。

それはきっと、毎年季節が巡るありがたみに気付いたからかもしれません。

 

 

見る人を癒し続ける景色。

慣れ親しんだ地域の伝統。

季節を追いながらその光景を楽しめる時間。

 

それがどんなに幸せでかけがえのないものなのか、まさに今教えられてるように思います。

 

花壇に咲いた赤とピンクのチューリップ

だから、一瞬一瞬を大事にしたい。

 

花が咲くなんて、春だから当たり前だと思ってしまうけど、いつかそうじゃなくなる日が来るかもしれない。

毎日太陽が昇って気持ちいい風が吹くことも、ある日突然終わりを迎えてしまうかもしれない。

 

素敵なものは楽しめるうちに楽しんで、ちょっとしたこともたくさん喜んでみる。

「今日もご飯が美味しいな」とか「布団の中って気持ちいいな」とか、実は自分の周りって感謝すべきものばっかりなんですよね。

 

 

目の前にある時間・そして周りの人やものを大切にする。

今の自分達に出来るのはそういったことなのかな、と思います。

 

そしてこの状況を乗り切って、来年もその先も同じ景色を楽しめますように。

 

 

安音でした、チャオ♪