安音です♪

 

外は寒いし、年明けはいろんな準備が続いてバタバタ。

インフルエンザや風邪も流行る1月。

 

だから、この時季は家の中やお気に入りの場所など、内側にこもりたくなることが多いと思います。

 

 

今年一年の過ごし方を考えたり、忙しい時には出来ない趣味に没頭してみたり。

お疲れ気味の日が続いたら、ひとりの時間を有意義に過ごして、思う存分リラックスしましょう。

 

ということで今日は、そんな自分と向き合うひとり時間におすすめの本をご紹介です。



暮らしや生き方に役立つ本3冊

金子由紀子『スッキリゆったり暮らす68のヒント』

金子由紀子『スッキリゆったり暮らす68のヒント』

↑まずはこちら。

シンプルライフに関するベストセラーを多数発表している金子由紀子さんの本です。

 

以前、同じ金子さんの『買わない習慣』を読んだことがあったんですが、他の著書にも興味が湧いて購入してみました。

>>【雑記】2019年、読んで良かった本ベスト3

 

 

必要最小限のお金とモノを大切にするシンプルライフ。

この本ではそんな金子さんの生活を紹介しながら、自分の時間を大事にしたい・暮らしを楽しみたいという人に向けたメッセージが書かれてます。

 

 

巷で流行っていることって、どうしても気になるじゃないですか。

「乗り遅れないようにしなきゃ」と思って情報収集したり、「他のみんなも持ってるから」という理由で、話題になっている商品を買ってしまったり。

 

私も昔「みんなに遅れたら恥ずかしい」と思って、雑誌に載っていた化粧品や、似合わなそうな花柄のスカートを買ったりしてました。

 

 

でも、今は全部手放しちゃったんです。

なんか違和感があって気に入らないし、自分に合わなくて。

 

周りの目を意識しながらモノを買ったり、情報を仕入れても、自分がそれを好きじゃなかったら意味がないんだな、と気付きました。

完全に時間とお金の無駄遣い(汗)

 

それよりも、自分が本当に好きなものを必要な分だけ持って、大事に大事に使う。

周りで何が流行っていようと、自分のスタイルや好みで選んだもののほうが愛着も湧くし、生活を楽しくしてくれると思います。

 

 

お金だって、そりゃたくさんあれば生活には困りません。

 

でも必死になって働いたところで、稼いだお金に使い道がなければ、ただの紙切れですよね。

お金持ちのライフスタイルが自分に合うとも限らないし。

 

だったらそんなに何百万・何千万と稼ごうとしなくても、自分や家族の生活に必要なだけあればいい。

 

 

流行や周りの価値観に流されず、自分目線で物事を選び取る。

それが結果的に、生活を豊かで楽しいものにしてくれるんだな、と感じました。

アズマカナコ『昭和がお手本衣食住』

アズマカナコ『昭和がお手本衣食住』

↑続いてもライフスタイル本なんですが、こちらは今月図書館で借りてきました。

 

著者のアズマカナコさんは、旦那さんやお子さん達と一緒に、東京都内の古民家で省エネ生活を送っている方です。

 

その暮らしぶりは、昭和30年代頃を思わせるようなもの。

家には電化製品をほとんど置かず、洗濯機の代わりにたらいと洗濯板を使ったり、水も水道水より雨水を利用しているそう。

 

 

便利さに頼らず、少ないモノとエネルギーを大事にしながら暮らしています。

一家で毎月の電気代が数千円というから驚き!

 

この本は、そんなアズマさんが普段どんなものを使って生活しているのか、手描きのイラストと文章で紹介したものです。

 

いや~すごい勉強になりました。

自分がどれだけ環境に優しくないことをしてきたか痛感・・(汗)

 

 

電気や水って、今の世の中はあって当たり前のような存在ですよね。

 

でも、それらが環境や社会に悪影響を及ぼすことは、皆さんもよくご存じかと思います。

この暖冬だってまさにそう。

 

しかも便利なものに頼ってばかりいると、いざそれが無くなった時に生活出来なくなってしまう。

 

 

私も東日本大震災でそれを学びましたが、停電・断水による不自由な生活を助けてくれたのが、昔の人達の知恵や古くから使われてきたものでした。

 

ご飯を土鍋で炊いたり、照明はランタンや蝋燭。

水はご近所の井戸からいただいて、とってもありがたかったです。

 

「電気って実はそんなに必要ないのかも」と思いましたね。

なくても自然のエネルギーを上手く使えば十分生きられるんだな、って。

 

 

生活を本当に豊かなものにしてくれるのは、自分の手で工夫しながら暮らす力なのかもしれません。

 

これ以上、自分達の住む環境を壊さないために、限りあるモノとエネルギーをどう使っていくか。

その時、昔ながらの暮らしがいいヒントになってくれると思います。

 

受け継がれてきたものを大切にして、自然やモノに対する感謝の気持ちを忘れないこと。

それが、人にも環境にも優しい社会を作ることに繋がるんでしょうね。

若林正恭『ナナメの夕暮れ』

若林正恭『ナナメの夕暮れ』

↑最後はこちらです。

 

お笑いコンビ・オードリーの若林正恭さんによるエッセイ。

前に新聞の書評欄で見かけてからずっと気になってた本なんですが、ようやく読めました。

 

雑誌『ダ・ヴィンチ』での連載を書きおろし付きで書籍化したものです。

これも図書館でレンタル。

 

若林さんてエッセイ書いてたんだ~、と私も知らなかったんですが、これがすごく良かった。

テレビじゃ見られない、新しい一面を見せられた気がしますね。

 

文章も立派だし、だけど飾らず自然体のまま、という感じで。

 

 

若林さんは子供の頃から、周りが「当然」と思っていることに対して違和感を抱くタイプだったそうです。

「なんで学校では勉強しなきゃいけないの?」とか「なんで学ランは第1ボタンまで閉めなきゃいけないの?」とか。

 

でも、それを指摘すると大人に怒られたり、周りからおかしな目で見られる。

だから、自分の気持ちを表に出しづらくなったといいます。

 

 

これ、まさに私もそうなんですよ。

他人の目をすごく気にしちゃうんですよね。

 

「こんなこと言ったら変だと思われるかな?」

「こんなことしたらバカにされるかな?」って。

 

だから、思っていることをちゃんと伝えられなかったり、自分より周りの意見に合わせてしまうことが未だにあります。

 

 

「他人に合わせる」ということは、物事を穏便に運ぶためには役に立つかもしれない。

ただ、決して自分のためにはなりません。

 

私も自分を抑え込んで「楽しい」とか「スッキリした」と感じたことは、恐らく今までなかったんじゃないかと思います。

 

それでも自分を表に出せないのは、この本にも書かれているように、他人に否定されるのが怖いから。

 

 

そうして本当の気持ちを無視し続けるうちに、自分のことがどんどん分からなくなって、終わりの見えない「自分探し」を始める。

 

だから、自分を受け容れることを大事にしていきたいな、と思いましたね。

いい部分も悪い部分も、ちゃんと「自分」として認めてあげる。

 

 

若林さんは、自分の好きなことや他人のいいところを書いた「肯定ノート」というものを作ってるんだそうです。

 

自分のことを知って、それを認められれば、理解出来ないと思っていた周りのことも、少しずつ肯定出来るようになる、と。

だから、すごく自分と向き合う努力をされてきた人なんだなぁと感じました。

 

 

周りを気にして生きづらさを抱えている、という人は是非読んでみてください。

「今の私のままでいいんだ」と思えてくるはず。

 

 

以上、3冊ご紹介しました。

 

どれも自分の生き方や考え方に悩んだ時、いいヒントになってくれる内容です。

あなたのお気に入りの一冊が見つかりますように。

 

安音でした、チャオ♪