安音です♪

 

実は最近、気分の浮き沈みが激しい時がありました。

誰かのちょっとした一言が気になったり、本当に些細なことだったんですが・・

 

 

モヤモヤすることがあると、私の場合は大抵自己嫌悪に陥ります。

 

「もっとこうすれば良かったかな」「こういうところが私はダメなんだ」と、後になってくよくよしちゃって。

そうやって落ち込む自分がますます嫌になってしまうという(汗)

 

 

なので先日、思い切ってひたすらのんびりすることにしました。

本を読んだりテレビを観たり、自分の好きなことをして、今いる世界から少し離れてみたんです。



物語の世界に浸ってみた

3時間夢中になって読書

まず午前中は、図書館で借りてきたこちらの本を読破。

いぬじゅん『この冬、いなくなる君へ』

↑いぬじゅんさんの『この冬、いなくなる君へ』

 

借りた理由は特になくて、文庫本コーナーでただなんとなく目についたから選んできました。

本当にそれだけだったんですが、予想以上にいい作品で、ページをめくる手が止まらなかったです。

 

 

文具会社に勤める主人公の菜摘(なつみ)は、仕事もプライベートも上手くいかない気弱な24歳。

ある日、一人オフィスで残業していた彼女は突然火事に巻き込まれ、篤生(あつき)と名乗る謎の青年に助けられます。

 

なぜか菜摘の運命を知っている篤生は、「この冬、君は死ぬ」という不気味な予言を彼女に示して・・というストーリー。

 

 

ケータイ小説も書かれてる作家さんなので、てっきり最初はラノベ的な作品なのかな?と思ってました。

表紙のイラストもそんな感じだし。

 

でもお話が進んでいくたびに「どうなっちゃうんだろう!?」とワクワクさせられて、あっと言う間に最後まで読み上げちゃいました。

 

木の丸テーブルに置かれた文庫本

生きていれば当然悲しいこともあるし、上手くいかないこともある。

特に今のストレス社会の中では、人生に喜びを見出せなくなってる人がたくさんいると思います。

 

 

私も主人公の菜摘のように、自分に自信がなくて、毎日辛い思いをしていた時期がありました。

 

相手に気持ちを伝えられなかったり、何かをやりたいと思っても、やる前から「自分には無理」と諦めてしまったり。

だから、「あの時こうしていれば」と後悔したこともたくさんある。

 

 

でも人間、明日も無事に生きられる保証ってどこにもないんですよね。

明日どころか、数分後に命の期限が・・なんてこともあるかもしれない。

 

もしその最期の瞬間、後悔しか思い浮かばなかったとしたら、それこそ「私はなんのために生きてきたんだろう」って悲しくなります。

 

人間なら、本当はみんな幸せに生きたいと心のどこかで願ってるはず。

だから笑って終われるように、自分と、自分の人生に関わってくれる人を大切にしたいと改めて思いました。

 

 

菜摘のキャラクターが自分にすごく近くて、それも感情移入しちゃった理由の一つかもしれないですね。

久し振りに小説読んで泣きました~(T_T)

 

彼女に生きるためのヒントを与えていく篤生の言葉も素敵です。

終盤でその正体が明らかになってからもう一度読み返すと、彼の菜摘に対する想いにさらに泣ける・・

 

 

「生きてる意味が分からない」「毎日しんどい」

そんなことを感じている方は是非読んでみてください。

きっと心が温かくなると思います。

 

ちなみにこの作品、第8回静岡書店大賞の「映像化したい文庫」部門で大賞に輝いたそうです。

 

これは確かに、私も映像で観てみたいなぁ。

どなたか実現させて欲しいですね。

美味しいお茶でドラマタイム

生姜を溶かした緑茶

午後には生姜緑茶を作りました。

 

お~いお茶のパウダーをお湯で溶かして、そこに生姜チューブを1cmくらい絞って掻き混ぜたもの。

身体が温まるので、寒い時季にピッタリなんです。

 

そしてこれを飲みながら、録画していた『麒麟がくる』の第1話をチェックしました。

明智光秀の生涯を描く今年のNHK大河ドラマ、いよいよ始まりましたね!

 

なんてったって、主演は愛しの長谷川博己さん。

2年前に発表されてからずっと心待ちにしてました。

 

いや~観入ってしまった・・

多分75分間瞬きしてなかったはず。

 

OPからもうカッコよすぎて震えましたよ。

しばらくメインテーマが頭から離れなくて^^;

 

 

衣装も綺麗だし、出演者やスタッフの皆さんのこだわりがビシビシ感じられます。

 

大河はしばらく観てなかったんですが、これは本当に楽しみ。

終わる頃にはきっと本能寺と一緒に燃え尽きてるんだろうな・・( ̄▽ ̄;)

 

絶対いい作品になると信じて、一年間見守りたいと思います。



自分だけのリフレッシュタイムを持つ

という感じで、本や映像の世界にドップリと浸かったこの日。

最初はモヤモヤしていた気持ちも、ベッドに入る頃にはもうどうでも良くなっていて、翌朝起きた時にはスッキリしてました。

 

いつまでも嫌な気持ちを引きずっていても、自分が辛いだけですよね。

だから気分が下向きの日は、今抱えている問題から距離を置いて、ワクワクするものにたくさん触れたほうがいい。

 

たまには現実逃避することも許してしまったほうが、後々自分のためになるような気がします。

 

 

なんとなく疲れてきた・・と感じたら、自分のための時間を作って、頑張った心をリフレッシュさせてあげましょう。

 

安音でした、チャオ♪