安音です♪
この間図書館に行ったら、本がいっぱい乗ってるワゴンを見つけました。
古いものをリサイクルしたいから、この中でお好きな本があれば持ってってくださいね~、という貼り紙がしてあって。
タダでもらっちゃっていいんだ!(*‘∀‘)とすごく嬉しかったです。
本との出会いって、人との巡り合わせと同じようなものだと思うんですよね。
自分の気持ちに寄り添ってくれるような作品にタイミング良く出会えると、なんか運命みたいなものを感じます。
この日も目に留まったものをお持ち帰りしてきたんですが、それがこの2冊。
住吉美紀『自分へのごほうび』
↑まずはこちら。
アナウンサーの住吉美紀さんが2009年に発表したエッセイです。
表紙のデザインがもう可愛らしくて、一目で気に入りました。
お気に入りのスイーツや、道端で出会ったネコちゃん、旅先で訪れた美術館。
そんな自分に幸せをくれたもの=「ごほうび」について、テーマごとに綴られてます。
普段なんとなく過ごしてると分からないけど、周りには自分を元気にしてくれるものがたくさんあるんですよね。
それは決して大きなことではなくて、例えば朝に飲んだコーヒーが美味しいとか、いい天気で洗濯物がよく乾くとか、そういったもの。
でもそんな些細なことに対して、「嬉しいな」「幸せだな」と感じられるようになると、毎日が楽しくなってくる。
たとえ上手くいかないことがあっても、小さなことに喜びを見出せるようになれば、その日がとっても愛おしいものになる。
過去を悔やんだり、先の見えない未来に対して不安になるよりも、「今、この瞬間」を楽しみながら過ごしたいと思いました。
テンポのいい文体で読むのも楽しいし、住吉さんの快活な人柄が伝わってきてポジティブな気持ちになれます。
自分もこんなふうに、型に嵌らず自然体でいられるようになりたいなぁ・・
とっても素敵な女性です。
斎藤茂太『落ち込みやすい人に効く55のヒント』
↑もう一冊は、精神科医で随筆家の故・斎藤茂太(しげた)さんの本。
通称「モタさん」。
歌人の斎藤茂吉の息子さんなんですね。知らなかった・・
なるべく前向きな言葉を発信してる私ですが、実はもともと超ネガティブ。
ちょっとしたことで傷ついたり、くよくよしてしまう性格だったので、もっと楽しみながら生きてみたいと思ってました。
だけどこの本を読んで改めて感じたのは、無理にポジティブになろうとしたり、自分を変えようだなんて思わなくてもいいんじゃないか、ということ。
前向きで明るい人になろうとすればするほど、逆に疲れちゃうと思うんです。
だって、自分らしくないことをしようとしてるわけだから。
それよりもまず、素直な自分を受け入れてみる。
ネガティブな自分も落ち込みやすい自分も、否定せずに認めてあげる。
その上で、生きやすいと思う方向を選んでいくほうがラクなんじゃないかな、と。
迷ったり悩んだりすることもあるけど、そこから何かを学んだり、得られるものもきっとあるだろうし。
それらをしっかりと糧にして、マイペースで生きていく。
そのほうが面白い人生になりそうな気がするんです。
「ちょっと嫌なことがあった」「生きていくのがしんどい」と感じている方は是非読んでみてください。
モタさんの優しさあふれる言葉がとっても癒されます。
ということで、どちらも温かい気持ちにさせてくれる内容でした。
これがタダでもらえちゃったんだから本当にありがたいですね。
心がモヤモヤした時は、美味しいドリンクでも飲みながら素敵な言葉にたくさん触れて、ゆっくり過ごしましょう。
安音でした、チャオ♪