安音です♪

 

先週、小さなカフェに行く機会がありました。

オーダーしたのが、こちらのハニーチーズトースト

木皿に盛られたハニーチーズトースト

↑どうです、この分厚いパン。

トロトロのチーズとハチミツのシロップ!

 

もうね、控えめに言ってもめっちゃくちゃ美味しかったです。

 

こんな美味しいトースト初めていただきました。

幸せすぎて思わず声に出しそうになりましたもん、「美味しい・・♡」って。

 

 

木の器も可愛いですよね。

これ1枚でも結構ボリュームがあります。

 

今度家でも作ってみようかな?

フレンチトーストの要領で焼いて、チーズとハチミツ乗せればそれっぽくなりそう(笑)

 

 

しかもこのカフェ、町の図書館の中に併設されてて。

 

図書館自体はもともと古い建物だったんですが、改装されて去年新しくオープンしたんです。

児童センターも同じ建物の中に入ってて、よく子供を連れたお母さん方が出入りしてます。

 

紅葉に色づく街路樹

↑今の季節は紅葉も綺麗だし、窓からは海も見えるし。

広い景色を見ながら読書したりお茶したり、なんかすごくいい場所が出来たんだな~と感動しちゃいました。



都会と比べたら不便な町だけど・・

私が住んでるのは宮城県の沿岸部で、政令指定都市・仙台からはかなり離れたド田舎。

 

オシャレなショッピングモールはないし、最寄りの映画館までは車で1時間以上かかります。

町に建ってる大型スーパーはイオン1軒だけ。
(祖父母なんかは未だにジャスコと呼んでますが)

 

走ってるのは電車じゃなく2両編成の汽車だし、バスだって数時間に1本しか来ないバス停がほとんど。

地下鉄や新幹線はもちろん通ってません。

 

 

さらにここだけの話ですが、うちのトイレは未だに汲み取り式です。

 

あ、俗に言うボットン便所じゃないですよ。

レバーを引くと水が流れてくるのと同時に、下に通じる穴があいて、そこから物が落ちていく形。

 

でも造りはボットンとほぼ同じなので、いっぱいになった時は業者さんに電話してバキュームカーを呼びます。

ちょっと恥ずかしい。

 

 

だから仙台の大学に通って、一人暮らしをしてた頃は本当に刺激的でした。

数分おきにバスが来るんだし、可愛い服や雑貨を売ってるお店がこれでもかというくらいたくさんあるし、週末はもう駅前に行くのが楽しみで。

 

人混みだけは相変わらず苦手だったけど・・( ̄▽ ̄;)

 

秋の田んぼや林の風景

こんな田舎に住んでると、不便なことはたくさんあります。

映画を観に行くのも一苦労だし、面白そうな仕事はないし、時給も安いし(汗)

 

Uターンしてくる若い人も少ないんですが、その気持ちも分かる気がしますね。

特別住みやすい場所ではないかもしれない。

 

 

病院やスーパーに行くと、もうお年寄りばっかりですよ。

この間も財布じゃなくて、一万円札だけ持ってお店に入っていく呑気なおじいちゃんを見かけました(汗)

 

良く言えば平和だけど、悪く言えば活気がちょっと少ない。

そんな所です。



いいところに目を向けて、それを大切にする

でも、いろんな成り行きで地元に帰ってきた今思うのは、「やっぱり私はこの町が好き」ということ。

 

よく見てみると、この町だからこそ素敵な部分もたくさんあるな、と最近気付き始めました。

 

宮城の沿岸から臨む太平洋

なんと言っても、一番の自慢は海が綺麗に見えること。

 

8年前の震災では津波で大きな被害が出て、今もまだ復興の途中だけど、みんなで前に進んでます。

美味しい魚もいっぱい獲れるし、学校の給食にフカヒレのスープが出たりもするんです。

 

窓から見える朝焼け

さらに散歩を始めてから、何気ない景色も綺麗だな、と感じるようになりました。

 

空も広くて高い。

空気も海風が混じってて気持ちいい。

 

↑最近は朝起きると綺麗な朝焼けも見えるので、窓際に立ってパワーをもらってます。

 

 

あとは冒頭でご紹介したカフェも含め、ここ数年で面白い場所が少しずつ増えてること。

 

地元で活動する人達のワーキングスペースも出来たし、飲食店が集まった商店街も近いうちにオープンするそう。

震災の爪痕は大きかったけど、それを受けて、なんだか前より楽しい町になっていきそうなんです。

 

坂の上から眺める海

だから、今住んでいるこの地域をもっと愛せるようになりたい。

不便なところばっかりに目を向けるんじゃなくて、いいところを見つけて、それをこの先もずっと大事にしていきたい。

 

 

生まれ育った故郷だからこそ、身近な地域を大事にして、これからも楽しく暮らしていけたらと思ってます。

 

安音でした、チャオ♪