安音です♪

 

皆さん、食事をする前の「いただきます」の挨拶、ちゃんとしていますか?

そして食べ終わった後も、「ごちそうさま」を忘れずに言ってますか?



大事なのに、つい忘れがちな感謝の気持ち

手を合わせて「いただきます」をする女の子のイラスト

私は正直、今までこの2つの言葉を意識したことはありませんでした。

 

美味しいものがたくさんある日本に住んでると、「食事」ってもう当たり前の行為になってますよね。

だから「どうしてわざわざ挨拶しなきゃいけないの?」と思ってたんです。

 

 

でも、うちの祖父は毎食必ず手を合わせて「いただきます」と口にしてます。

 

それを見てるうちに、「食べることに対して感謝するのは当然なのかもしれない」と思い始めました。

他の生き物の命をいただいたり、いろんな人の力で作られたものを、自分の身体に取り入れるわけだから。



他の生き物がいて初めて、私達は生きられる

遡ること18年前。

当時7歳の私は、町で活動していた子供のミュージカル劇団に入って、舞台でお芝居をするようになりました。

 

それでこの年上演した作品が、「命の循環」や「食糧問題」をテーマにしていたんですよね。

「自然や他の生き物の命があってこそ、人間は生かされてるんだよ」というメッセージが込められた作品でした。

 

 

ストーリーを大まかに説明すると、舞台は海の世界。

ここに棲む魚達はみんな、「人間や他の生き物に食べられたい」という夢を持ってるんです。

 

自分達は食べられるために生まれついたのだから、その役目をちゃんと果たしたい。

「ありがとう」「ごちそうさま」と言われながら、美味しいと思って食べてもらいたい、と。

 

 

無事に命を捧げた魚達の魂は、新月の晩に精霊のような姿で海に帰って来て、再び生まれ変わるまで眠りにつきます。

ただ、中には食べてもらえずに生ゴミとして捨てられたり、役目を果たすことが出来ない生き物もいて・・という設定。

 

もちろん物語なので、現実の海の世界がどうなってるかは分かりません。

でも魚や他の生き物だけじゃなく、野菜だって果物だって、それに水にだって命がありますよね。

 

 

「ちゃんと『ありがとう』って思いながら食べなきゃダメなんだよ」と、私もこの作品から教わったんです。

 

豚肉とレタス・白米のワンプレート

・・教わったものの、今まで普段の生活の中では、ちゃんとそれを活かしきれてなかったんですが(汗)

 

自分で買い物をして食事を作るようになってから、生き物や自然のありがたみを感じることが増えました。

 

 

食材がテーブルに並ぶまでにも、たくさんの人の手間がかかってる。

生産者の人、仕入れる人、売る人・・

 

それを考えると、毎日ご飯が食べられるって本当にありがたいことなんだな、と実感出来るようになったんです。

 

 

だから手を合わせて、「いただきます」と「ごちそうさま」を口にするようになりました。



「ありがとう」の気持ち一つで幸せな時間になる

そうして食べるようにしたら、食事の時間がなんだかすごくあったかくなった気がします。

 

一つ一つの食材に「ありがとう」と思いながら食べると、量がそこまで多くなくても満足出来るんですよね。

「今日のご飯とっても美味しかったなぁ」と幸せな気持ちになる。

 

 

適当なものをつまんだり、ただたくさん食べても、満たされるのはその一時だけ。

 

後で身体を壊して苦しむのは自分自身ですからね。

痩せるわけもないし・・( ̄▽ ̄;)

 

 

美味しいものを楽しみたいなら、自分の食事に携わってくれた人や生き物に、ちゃんと感謝していただくようにしましょう。

何倍も愛おしい時間になるはずですよ。

 

安音でした、チャオ♪