安音です♪
今日はまず、最近読んだ本の紹介から。
『ツキを呼ぶ魔法の言葉』。
著者の五日市剛さんは、岩手県出身の実業家です。
私が高校生の時、地元で講演会を開いてくださったことがあって、直接お会いしたりもしました。
この本は、その五日市さんの実体験をもとに書かれた絵本です。
20代の頃、日常生活に嫌気がさして、一人アジアの国を旅していた五日市さん。
その時に一人のおばあさんと出会い、彼女から人生を大きく変える「ある言葉」を教わって・・というお話。
読み終わった後、心がスッと落ち着いてあったかい気持ちになれました。
前よりイライラすることも減ったし、凹むことがあっても立ち直りがちょっとだけ早くなったような気がするんです。
自分が遣う言葉で人生が変わる
五日市さんが旅先で出会ったというおばあさんは、この本の中で「言葉」というものの大切さについて教えてくれます。
- きたない言葉や人の悪口を平気で言う人は、その言葉通りのいやな毎日になっちゃうのよ
- どんな言葉を口に出すかで、あなたの人生が決まってくるの。
いい言葉をつかっていると、必ずいい人生になるわ。本当よ。
出典元:五日市剛『ツキを呼ぶ魔法の言葉』
自分が遣う言葉が自分の人生を創っていく。
シンプルだけど、すごく重みのある考え方だと思いました。
私も今までの自分を振り返ってみて、まさにその通りかもしれない、と。
実は言葉遣いが汚かった小学生時代
小学生の頃、私はカッコいい女の子に憧れてました。
マンガ『NANA』の主人公ナナみたいな。
言葉遣いがちょっと荒くて、男っぽくて、人を惹きつけるような女性。
そういう人のほうがモテると思ってたんです。
何を勘違いしたのか分からないけど( ̄▽ ̄;)
でも、このころの女子ってそういうところありますよね。
強がってみたくなるというかなんと言うか・・
だから、実は私も一時期、汚い言葉を口にしてたことがあったんです。
「オマエ」「すげー」「~じゃねーし」って。
影で悪口を言ったこともあったし、何かあるとすぐ怒って、乱暴な口調で罵倒してました。
今思うと自分でも信じられない^^;
ところが、人に対してそんな言葉を遣い始めてから数年後、私に大きな転機が訪れます。
クラスメートからのいじめです。
自分が口にしていた嫌な言葉のせいで、周りから人がどんどん離れていってしまったんです。
これは誰のせいでもなく、私自身が招いてしまったこと。
「誰かを傷つけてばっかりいると、自分もいつか同じ目に遭うんだな」と感じた、最初の出来事でした。
だから、言葉って本当に命みたいなもんなんですね。
遣い方によって、自分自身をいいほうにも悪いほうにも変える。
それ以来、私はなるべく優しい言葉で話すようになったし、悪口は絶対言わないと決めました。
そうするうちに、性格もずっと穏やかになって、周りからも「優しいね」と言われることが多くなったんです。
今でも、人前で男言葉を遣わないようにしてます。
意識してるというより、自然にそうなってる感覚。
我を忘れるくらい、本気でブチ切れたら口走っちゃうこともあるかもしれないですが・・(苦笑)
怒りたい時は「伝え方」を考える
怒ることも、私はそんなに好きじゃありません。
これも小学生時代の教訓から来てるんですが、怒る時ってエネルギーを使うじゃないですか。
イライラして怒ってばっかりいると、相手もいい気持ちにならないし、結局は自分が疲れるだけだと思うんです。
だから以前、福祉施設に勤めてた時は大変でした(汗)
子供達の施設だったので、トラブルがあったり癇癪を起こして暴れる子がいたら、大声で注意しないといけなくて。
毎日怒ってばっかりいたので、それがすごくストレスでした。
でも、相手に対してつい怒りをぶつけたくなったり、どうしても怒らなきゃいけない時もありますよね。
この本の中にも書いてあるんですが、そんな時は一呼吸置いて、本当に伝えたいことだけを優しい言葉で伝えてみる。
例えば、相手が待ち合わせの時間に1時間も遅れてきたとします。
その時に「何分待ったと思ってんの!?」って怒鳴りたい気持ちも分かるけど、それだけでもうお互いの感情がマイナスじゃないですか。
さらに怒りに任せて「だからアンタは~」って相手の欠点を突いたり、「遅ぇんだよ!」と言葉遣いまで汚かったら最悪。
自分は「待ち合わせに遅れてきたこと」に対して怒っているのであって、それが相手に伝われば済む話。
「1時間待ったよ。今度からは気を付けてね」とだけ言えばいいんです。
ただそれだけのこと。
そのほうが自分も穏やかな気持ちでいられますよね。
・・なんてことを書いてる私も、イライラした時は言葉や態度に出ちゃったりしますが(^_^;)
無駄に怒りをぶつけて体力を消耗しないようにしましょう、お互いに。
【まとめ】いい言葉・優しい言葉を口にしてみよう
なんかツイてないな、毎日辛いな・・という人は、普段自分がどんな言葉を口にしているか、一度振り返ってみてはいかがでしょうか。
誰かの悪口を言ったりしてませんか?
言葉遣いは丁寧ですか?
イライラして、怒りを必要以上に人にぶつけていませんか?
今回ご紹介した本の著者・五日市さんは、おばあさんから教わったある「魔法の言葉」を口にするうちに、人生がいい方向へ変わったといいます。
私も本を読んでから、その言葉を意識して遣うようにしたんですが、ほんの少し周りに優しくなったかな?という感じがするんです。
「これは本当に魔法の言葉かも・・」って思っちゃいました。
人生にいいことを起こしたいなら、いい言葉・優しい言葉を遣ってみましょう。
子供の頃の私がそうだったように、自分の内面や、周りの空気が変わっていくのが分かると思います。
安音でした、チャオ♪

