安音です♪

 

最近、ちょっと現実逃避したい気持ちになって、この映画のDVDを借りてきました。

イギリス・アイルランド・カナダの合作で、2015年(日本では2016年)に公開された『ブルックリン』です。

主演は映画『つぐない』(2007年)で、当時13歳でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたシアーシャ・ローナン

2016年のアカデミー賞3部門にノミネートされた他、英国アカデミー賞作品賞、英国インディペンデント映画賞女優賞といった数々の賞を受賞。多くの批評家の支持を集めた作品です。



あらすじ

1950年代のアイルランド。

とある小さな街の食料品店で働く主人公エイリシュは、意地悪な店の女主人に扱き使われて憂鬱な日々を過ごしていました。

そんな彼女に、姉のローズはニューヨークで働くことを勧めます。

 

ローズの計らいでアメリカ行きの船に乗り、ニューヨーク・ブルックリンでの生活をスタートさせるエイリシュ。

始めはホームシックに悩まされながらも、新天地で出会ったイタリア系の青年トニーや周囲の人々の支えを受け、少しずつ笑顔を取り戻していきました。

 

ところが、ようやく女性としての自信を持ち始めたエイリシュのもとに、突然故郷アイルランドから思わぬ知らせが届いて・・

というストーリーです。



感想(ネタバレ注意)

主人公の変化が瑞々しい!

この作品の見所の一つが、主人公の女性・エイリシュの成長。

物語開始当初は内気で冴えない顔をしていたのに、ニューヨークで新しい出会いを繰り返すうちに、どんどん女性らしく豊かな表情に変わっていくんです。

これが観ていてとっても気持ち良かった!

 

それと同時に、新たな環境で生活をスタートさせた人の多くが感じる悩み・壁が描かれているのも共感出来るポイントですね。

作品を観始めて真っ先に私が思い浮かんだのは、一人暮らしを始めたばかりの大学生の頃の記憶でした。

茶色いスーツケース

十数年間生まれ育った町を離れて、スーツケースを手に一人都会へ向かった日。

まだ家具も揃っていないアパートの部屋で一人、静かにボーっと座り込んでいた時のことは今でも忘れません。

「私、本当に知らない所に来ちゃったんだなぁ・・」なんて思いながら。

 

大学生活が始まっても、知っている顔は皆無。

出会う人みんなが初めまして。そして新しい勉強に対する不安。

あの時の孤独っていったらなかったです。「これがホームシックかー・・」って身に染みて分かりました。

今振り返れば懐かしい思い出ですけどね。

 

そんな私も、しばらくして新しい友達が出来たり、一人暮らしにも慣れていったことで、不安はちょっとずつなくなりました。

だから、どこかエイリシュと昔の自分がダブって見えたりもして。

 

観終わった今は、「もう一回あの時の気持ちを味わってみたい」「周りのものを一度リセットして、人生に変化を起こしてみたい」という思いでいっぱいです。

鮮やかなファッション

もう一つ注目すべきは、エイリシュはじめ登場人物達の服装。

淡いパステルカラーのワンピースとか、優しい色合いがとっても綺麗なんです。

自分の気持ちって、こういうファッションからでも気軽に切り替えていくことが出来るだなぁ、と。

 

個人的にはアメリカ行きの船に乗る時にも着ていた、エイリシュのグリーンのコートが好み(*^^*)

私は服を選ぶ時、いつも無彩色を手に取っちゃうので、たまには明るめの色も取り入れてみたいなと思いました。

くすぶっていた気持ちもスッキリしそうですし。

ニューヨーク・ブルックリンの建造物

時代を感じさせるモダンなインテリアや街並みも素敵なので、これからご覧になる方はそちらにも是非注目してみてくださいね。

辛くてもきっと乗り越えられる

物語後半、姉・ローズの死によってアイルランドに帰郷したエイリシュ。

しかし周囲の人々と紆余曲折あった末、再び恋人・トニーの待つニューヨークへ戻ることを決意します。

 

その船で、彼女はかつての自分と同じように一人ブルックリンへ向かうという少女に出会いました。

エイリシュは自分の経験をもとに、新しい生活のアドバイスを少女に送ります。

死ぬほど故郷が恋しくなるわ。でも何とか耐えるしかない。
大丈夫、耐えられるから。

いつか太陽が昇るわ。
すぐには分からないけど光が差すの。
出典元:映画『ブルックリン』

 

人生に新しい変化が起こるたび、悩んだり孤独を感じることも必ずある。私もそうでした。

でも、それを救ってくれる人、見守ってくれる人もいる。自分が諦めずにその出会いを求めれば、きっと出会えるはず。

そうやって、人は自分の生きる場所を見つけていくんだと思いました。

 

毎日に新鮮さを取り戻したい気持ちになった時、是非ともこの作品をお楽しみいただければと思います(*´ω`*)

安音でした、チャオ♪