安音です♪
平成最後の夏。
私にとって大事な大事な夏。
今年は最高に「ハイ!」な夏となりました。
『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの作者・荒木飛呂彦先生の原画展が国立新美術館で開催されるからです。
そしてつい先日、足を運んできたからです。
去年連載30周年を迎えた『ジョジョ』。
その集大成ともいえるのが今回の展覧会なわけですね。
30年の歴史、そして荒木先生が描き続けてきた「人間讃歌」を、数々の原画と共に振り返っていこうという。
去年の12月に発表があってからおよそ8ヶ月、私もずーっと心待ちにしておりました。
ということで、今回はその模様をお届けします。
チケットをゲットせよ!
まず、チケット先行予約が始まったのが今年6月。
予約開始初日、ワクワクしながらローソンチケットのホームページを開こうとしたら、全然繫がらない!(汗)
いやー・・
どうせ大丈夫だろうと思ってた自分がバカでした。
完全にジョジョ人気ナメてました。
10回ぐらいアクセスしてようやく開いたものの、開催日前半はあっという間に予約が埋まっていき、焦る私。
そんな荒波を掻き分けて、なんとか2日目・8月25日のチケットを確保したのでした。
(早いうちにレポートをお届けしたくて、どうしても8月中に行きたかったのです・・)
国立新美術館に向かえ!
迎えた当日。
豪雨災害が相次いだ上台風も接近していたので、影響がないか心配でしたが、無事に離れていき一安心。
夏空と猛暑の中、宮城から東京に向けて出発です。
そしたら、行きの新幹線の中でこの冊子が目に留まりました。
JR東日本発行の『トランヴェール』。
“宮城は漫画・アニメの舞台装置だ!”
この特集タイトルを見て「もしや・・?」と思い、開いてみたら、
載ってたー!!(゚∀゚)
宮城のマンガ・アニメの聖地巡礼を紹介する内容で、『ジョジョ』も仙台ゆかりの作品としてバッチリ載ってました。
他にも石ノ森章太郎さんの作品や、アニメ『Wake Up,Girls!』などが紹介されてましたね。
普段あまりこういうペーパーって読まないんですが、今回はしっかりとお持ち帰り^^
朝8時に家を発ち、車→東北新幹線で東京駅へ。
その後丸ノ内線→千代田線と乗り継いで、13時過ぎに乃木坂駅に到着。

ここから会場までは歩いてすぐなので、迷うことなく辿り着けました。
原画展感想ッ!
暑さ対策とガイド機のレンタルをお忘れなく!
予想はしてたものの暑い(汗)(汗)(汗)
東北育ちの自分としてはレベル違いの暑さ(;´Д`)
館内も人口密度が高いので、うちわとか扇子とか、扇げるものがあったほうが絶対いいですね。
せっかくの楽しみを台無しにしないよう、皆さんも体調にはお気を付けください。
↑私は去年、仙台のジョジョフェスでもらったシアーハートアタックうちわが大変重宝しました(笑)
そして定刻。いよいよ展示室の中へ入場!
まずは入り口で音声ガイド機をレンタル。
これを耳に当てると、作品ごとの解説や、荒木先生ご自身による制作の裏話を聴くことが出来ます。
500円ほどかかるんですが、展示をより深く味わうことが出来るので、是非一台借りておくことをおすすめします。
原画だからこそ味わえる迫力
去年のジョジョ展でも感じたことだけど、印刷で見たものと全然印象が違いますね。
青鉛筆での下描きや、ホワイトの修正痕もしっかり残ってて、実際に見なければ味わえないであろうライブ感がある。
カラー原画も色彩豊かで、一枚一枚を見るたびに、思わず溜め息が出てしまうほど。
本当に綺麗でした。
個人的に特にグッと来たのが、1部のジョナサンの最期と、6部の徐倫vsプッチ神父のラストバトルの原画。
主人公とそのライバルとの戦闘シーンに焦点を当てたコーナー【ハイ・ヴォルテージ】に展示されてます。
命を懸けた戦いの中で、未来のために何かを遺す『ジョジョ』の主人公達。
「たとえ自分の身が滅んでも、その魂が受け継がれるのなら敗北ではない」という解説も心に響きました。
そんな彼らの勇姿がビシビシと伝わってきて、大げさではなくマジメに泣きそうになっちゃいましたよ・・
主人公だけじゃなく、敵キャラの魅力も『ジョジョ』の良さの一つですね。
悪人であっても、自分の美学を持って堂々と生きるキャラクター。
私もそのカッコよさに、シビれてあこがれた人間の一人です。
そんな「それぞれの正義のぶつかり合い」をじっくり堪能出来るコーナーでした。
ここだけ撮影OK!フォトスポット
基本撮影NGの館内ですが、1ヵ所だけ許可されてるところがあります。
それが、過去の原画展の公式ビジュアルなどを、特大サイズで展示したこちらのスペース。
合計11枚のイラストが壁一面に広がってるんですが、もう美しすぎて言葉になりません。
長いことパシャパシャしながら、「ここに来れて幸せ」と、心の中で何回も呟いてました。
多分美術ファンなら、いろんな距離や角度から見てどうのこうの・・ってやったりするのかもしれないけど、素人の私はそこまで頭が回らなかった(汗)
こういうの見てると、もはや「マンガ」ということすら感じさせないんですよね。
マンガなんて言葉でこの作品を言い表すのがおこがましいくらい。
完全にアートです。美術の領域。
まさにこの会場で展示されるに相応しい作品なんですよ(熱弁)
↑東北出身者にとって嬉しいのはこのイラスト。
新幹線はやぶさ号と、5部のブチャラティチームのコラボです。
(私もこの日の新幹線ははやぶさ)
ブロックがピンクで塗られてたり、さすがは荒木先生の色彩感覚。
写真だと伝わらないけど、彼らのシルエットもラメが入っててキラキラしてるんです。
ここでしか見られない新作大型原画
さて、展覧会終盤では、荒木先生が今回のために描き下ろした大型原画が見られました。
タイトルは「裏切り者は常にいる」。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」に着想を得たという作品で、これまでのキャラクター達がパートや敵味方を問わず、12枚の原画の中に描かれてます。
素晴らしい。
いや素晴らしい。
言葉が出ない。出たとしてもこの一言に尽きる。
それしか言う言葉がみつからない・・・
だってこれを目にした瞬間、「わざわざ宮城から足運んで良かった(涙)」って心から思いましたもん。
もうずーっと見ていたくて、しばらくその場に佇んじゃってました。
本当に感動ものです。ありがとうございます、素晴らしい(3回目)。
※あの方の衣装が過去最高にきわどいことになってましたが・・(笑)
ということで、幸せと興奮でいっぱいのまま出口へ。
もっとゆっくりじっくり見たかったんですが、日帰りなので、夕方にはまた新幹線に乗らなきゃいけなかったんです(>_<)
今回の戦利品
ちなみに、私がこの日購入したグッズはこちら。
↑まずは公式図録。
今回展示されていた原画が一通り載ってるので、これはやっぱり一冊あると思い出も深まりますね。
行きたくても行けなかった人に見せてあげれば、きっと喜ばれると思います。
↑続いて「ジョジョ展に行ってきましたクッキー」。
↑JOJOロゴとスタープラチナ、ザ・ワールドの3種類の絵柄がランダムに封入されてます。
まさにお土産として購入するのにぴったり。
素朴な風味の美味しいバタークッキーでした(*´ω`)
↑あとはジョルノのテントウ虫ブローチです。
ついに商品化しちゃったんですね。
ひょっとしたら生命も宿ってるかも。
これは早速、Myシンセサイザーのケースに付けてみました。
音楽に生命を与える・・という意味も込めて(←今思いついた)。

原画展開催期間中の特別企画
メルセデス ミー東京とのコラボ
さて、美術館を後にしてすぐ、足を運んでおきたい場所が2つほどありました。
まずは会場から程近いところにある、六本木のメルセデス ミー東京。
↑今回の原画展とコラボする形で、ガラスには歴代ジョジョ達が!
(写真だとちょっと見にくいですが)
↑施設内では特別仕様の車が展示されていました。
通称「ドドドカー」。
あのメルセデスベンツがこんな擬音まみれになっちゃってます(笑)
また中のカフェとレストランでは、期間限定のコラボメニューも提供。
今回は1階カフェ・DOWNSTAIRS COFFEEで「エメラルド・スプラッシュ・ソーダ」をいただきました。
泡がエメラルドスプラッシュの如く弾ける、スッキリ後味のメロンソーダです。
注文すると専用のコースターももらえます。
絵柄はもちろん花京院。
もちろんチェリーはこっそりレロレロして食べました。
え、ジョジョラーならやりますよね?私だけ?
六本木にOWSON出現ッ!
そしてもう1ヵ所行っておきたかったのが、コンビニ「オーソン」。
こちらも原画展の開催に合わせ、期間限定で六本木にオープン。
仙台イベントでも毎回足を運んでるし、今回も!
・・と思いながら向かったんですが、場所が分からず見事に迷う(汗)
美術館周辺を彩る、歴代ジョジョ達のフラッグを頼りに探すも、方向オンチっぷりを発揮してなかなか辿り着きませんでした。
20分ほど歩いて、ようやく青い看板を発見。
いやー疲れた・・
ここでもTシャツなどの特別グッズが買えるんですが、使えるお金が限られてるので、帰りの新幹線で食べる夕飯だけ買って後にしてきました(苦笑)
(歩き回って結局夕飯だけかい)
【まとめ】原画展、ディ・モールト良いぞッ!
てなわけで、真夏の東京日帰りJOJOツアー、無事終了!
何度も言いますけど本当に行って良かった。
幸せな時間でした。まさにグレートな祭典!
先程もちょっと書きましたが、やっぱり原画は原画にしかない迫力があるんですよね。
紙の上で命を吹き込まれるキャラ達。
物語を盛り上げる世界観。
その過程を直に味わうことが出来るのが、こういう展覧会の魅力だと思います。
素敵な作品を届けてくださった荒木先生はじめ、今回の企画に携わった全ての方々に感謝です。
改めて、30周年おめでとうございます。
これからも素晴らしい作品楽しみにしてます。
たくさんの感動を本当にありがとうございました!
安音でした、チャオ♪

