安音です♪
勝手に企画してしまった『ジョジョ』アニメサントラピックアップ企画。
いよいよ今回がラストになります。
今回は第4部「ダイヤモンドは砕けない」の個人的おすすめ楽曲。
こちらもサントラが2枚出てるので、まずは1枚目のほうから見ていきましょう。
O.S.T Vol.1-Good Morning Morioh Cho-
4部の舞台は、原作者の荒木飛呂彦先生の故郷・仙台をモデルにした架空の町「杜王町」。
『ジョジョ』30周年を迎えた去年、そして4部がアニメ化された一昨年と、仙台でも多くのイベントが開催されて、私も足を運びました。
そんな杜王町で、スタンド使い達が繰り広げる物語。
作品を盛り上げる音楽は、3部に引き続き菅野祐悟さんが担当されてます。
トラック1 ダイヤモンドは砕けない~メインテーマ~
3部の「スターダストクルセイダース」に代わる処刑用BGMメインテーマ。
4部では、承太郎やジョセフといった3部の面々も顔を見せます。
そのせいか、一部のメロディーが「スターダストクルセイダース」のそれとよく似た感じがしますね。
ピアノとギターの掛け合いが個人的に好きです^^
楽しさとワイルド感・双方を併せ持った曲調は、まさに今作の主人公・仗助のよう。
ちなみにこの曲と同じメロディーが、4部3作目のOPテーマ「Great Days」の曲中で使われてます。
主題歌にまで繋げていくテクニックがすごい!
まさに4部そのものを表現した楽曲と言えるんじゃあないかな。
(追記)
2018年12月、世界フィギュアスケートのエキシビションで、田中刑事選手がこの曲を使用してました。
私も拝見しましたけど、衣装も髪型も仗助になり切っててびっくり(笑)
本人も大のジョジョファンだそうで、カッコよく決まってましたね。
トラック16 迫りくる危機
いいですね~、こういう低音域を聴かしてくる曲も私大好きなんです。
つくづく思うけど菅野さん、3部にしろこの4部にしろ、緊迫感のある音楽を生み出すのが本当に得意な方だよなぁ。
この曲も目まぐるしく動くストリングスが、激しい戦闘シーンを一層盛り上げてます。
トラック18 エレキなギタリスト
タイトルからお分かりの通り、音石(レッチリ)戦で使われた曲です。
何といってもこの曲の聴きどころは、ライトハンド奏法再現部のギターソロ。
終盤で約45秒間に渡って演奏されてます。カッコいい~☆
トラック22 杜王町Radio
町内でOAされている「杜王町Radio」のテーマソング。
アニメではすっかりおなじみの番組です。
てっきりもっと長い曲なのかと思ってたけど、40秒程度のものだったんですね。
とても爽やかな曲調で、気持ちよく一日をスタート出来そう。
マンガでは聴くことの出来ない音楽が聴けるというのも、アニメならではの楽しみ。
劇中ではアニメオリキャラ・カイ原田さんがパーソナリティーを務める番組でした。
(以来、バッキー木場さんの声を聞くたび杜王町にいる気分になってしまう)
そう、だからこの曲、Date FM(エフエム仙台)さんでいっぱい流してくれないかな~と思ってるんですけどね(^▽^;)
実際去年、仙台でジョジョフェスが開催された時も、宣伝用CMでこの曲が使われてたし。
ちなみに、私も以前ラジオのBGMを作った時、少しばかりヒントにさせていただいた曲です(小声)
O.S.T Vol.2-Good Night Morioh Cho-
続いて後半のCDです。
こちらのジャケットは、本作最大の敵である吉良。
トラック1 ダイヤモンドは砕けない~スタンド発動~
1曲目はメインテーマのアレンジ版です。
こちらはよりスピード感のある曲調。ギターの盛り上げがカッコいい!
どの曲に関してもそうだけど、プログラミングも本当に素晴らしいですね。
いろんな音を自在に組み合わせて、作品の世界観を表現してしまうんだからすごい。
トラック9 Killer
タイトルの通り、吉良の行動時によく流れるナンバー。
3部の記事で紹介した「独り神の空間」同様、こちらもメロが非常に私好み(笑)
初めて聴いた時から気になってた曲で、よく無意識のうちに口笛で吹いちゃったり。
手の綺麗な女性を殺して、その遺体から切り取った手と一緒に生活している吉良。
その異常な人間性が、音楽の中で表現されてます。
で、この曲を次々とアレンジして形を変化させたのが、
- トラック10「First Bomb」
- トラック12「Second Bomb」
- トラック20「Third Bomb」
という“KQ(キラー・クイーン)三部作”。
(↑私が勝手にそう呼んでるだけ)
3部後半の「覚醒する世界の闇」と同じように、これらの曲にも時間を刻むような音が入ってますね。
トラック21 新たな勇気
本作終盤戦の曲です。
静かな冒頭から一気に加速していく中間部が印象的。
3部の花京院のテーマにしてもそうなんですが、ただハードなだけじゃない、勝利に向かって突き進んでいく戦闘曲も本当にシビれます。
自分を奮い立たせたい時にぴったりなナンバーです。
余談(ドラマ『MOZU』のサントラについて)
ここで、菅野さんのその他の作品に関してもちょっと補足。
私は『MOZU』のサントラを持ってるんですが、なんとなく『ジョジョ』に雰囲気が近い曲がいくつかあって不思議な気持ちになりました(笑)
この作品のメインテーマも、メロディアス且つ疾走感があって大好きなんです。
実際のお寺の鐘の音を使ったとか、トイピアノの表面を叩いて音を出したとか、ドラマの公式サイトに載ってた作曲方法もすごく勉強になりました。
気になった方はこちらも見てみてください。
私が特に「音がジョジョっぽいな」と思ったのは。ドラマ版サントラの10曲目「グラークα」という曲です。
入りがよく似た楽曲が『ジョジョ』のサントラにもあります( ̄▽ ̄)
最後に
というわけで、3回に渡って『ジョジョ』歴代サントラを一通り見てきました。
改めて聴いてみると、どのパートのどの曲も、その世界観やキャラに寄り添うように作られてて、皆さん本当にいい仕事をしてらっしゃる。
「ジョジョ」は展開や台詞の中にリズム感があって、一つの音楽を聴いてるような作品でもあるんですよね。
それを映像化した上に音楽をつけていく、というのはプレッシャーも大きいでしょうけど、その分とても素敵な楽曲ばかりが集まってます。
これだけ何回もサントラを聴きたくなる作品って早々ないんじゃあないかな。
まだじっくり楽曲を聴いたことがない方も、これを機に是非チェックしてみてくださいね。
安音でした、チャオ♪

